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Home > なのフェイパラレル中編【Bittersweet love】 > 塾の前に

塾の前に

予定よりはやく書けちゃった…(*´∀`*)

なんか修羅場ですー
ごめんなさいー

甘いシーンはいつくるの?私がいちばん聞きたいです(氏

なんかこのへんでフェイトそんの過去が明らかになったりならなかったり…
みんなくっついたらめでたくWデートとかそんな流れに、

なったらいいですねb(去れ

というわけで追記中編続きです。
ビタースイートラブ略してBSL。並び替えるとS(ry


追記:ラストの近くで気を抜いてはやてお姉ちゃんがはやてちゃんになっていたことを発見orz
すみません(つд⊂)













私の夢は、あの家からの独立だった。






~Bittersweet love~ 8 






私のバイト先の一つである塾『八神塾』は、塾生の数も多く、先生も良い人ばかり揃っていて近所でも有数の塾だった。
そこの塾長の八神はやて……私の元同級生の友達であるはやては、お気楽で能天気な性格で、馴染み易い人だった。

私の親友で、信頼できる人。
そう、思っていた。

「はやてー。居る?」

今日もこの塾に働きに来ている。
とは言っても、私は臨時の講師なので、することも特に無い。
大体の仕事はシャマルという人がやってくれている。
はやてはいつも教室の隣にある事務室にいて、そこでパソコンを弄ったりテキストを読んだりしている。

「はやて?」

いつもなら大抵ノックをすると開けてくれるのだが、今日は反応が無い。
トイレにでも行っているのだろうか?

「変だな……って、あれ?」
私は大人しくその場から離れようとしたが、不意にそれに気付いた。
鍵が掛けられていないのだ。
用心深いはやては、いつもこの部屋の鍵を閉めている。
うっかりしたミスは皆無だったはやてにしては珍しいことだった。

「……急ぎの用事だったのかな?」
罪悪感を抱きつつもその扉を開こうとドアノブを持った。
「………」
中に入ると、そこに人の気配は無い。
ステンレスの本棚が壁を囲み、奥には机がある。パソコンはシャットダウンされていた。
はやては大らかな割に几帳面なので、机や床はある程度綺麗に整理されている。
しかし、不自然なものが一つだけあった。

「何……これ」

黒い布が表紙の、手帳のようなもの。
それだけがパソコンの隣にぽつんと置かれていた。
手にとってはみたが、

「……中、見ちゃ悪いよね」
流石に親友の信頼を失いたくは無い。
そう思い、その手帳を机の上に置こうとした。

「……ん?」

その手帳のページに、何かが挟まっている。
名刺のようなカードの先が覗いていた。
「何だろ……」

少しだけそのカードを抜いてみる。
それは、一枚の写真だった。

「え……」

その写真に写っていたものは、私のよく知っている人だった。
その少女は、亜麻色の髪を靡かせ蒼い瞳を輝かせている。

間違いない。
幼いなのはだ。

「何で、なのはが……」

私が困惑していると、置くから足音が聞こえてきた。
隠そうと思ったが、遅かった。
扉は、開けられた。

「……フェイト、ちゃん?」
「はやて……」

はやてが、目を凝縮させて、私の持っている写真を見ていた。












塾の日の放課後は忙しい。

帰って晩御飯を食べて、それから家を出る。
両親はお店の下ごしらえなどをしているので、私は徒歩で塾まで向かう。
少し前までは寂しくて不安な道程だった。
だけど、あの日から私はこの道を歩くことが楽しみの一つになった。

「あ……星が綺麗」

今日も、私を変えてくれたあの人に、会いに行くところです。


私の通う塾『八神塾』は、塾生の数も多く、先生も良い人ばかり揃っていて近所でも有数の塾だった。
とくに塾長の八神はやてさん……私の近所のお姉さんのはやておねえちゃんは、優しくて授業も丁寧で、私の憧れの人だった。

「今晩は~。はやておねえちゃーん、いるー?」

本当は教室の隣にあるこの部屋には入っちゃいけないんだけど、はやてお姉ちゃんは優しいから最低限の決まりを守れば中に入って話すことくらいは許してくれる。
でもみんな学校で疲れててそんな気力は残ってないから、この部屋に入るのははやてお姉ちゃんと知り合いの私や元気な体育会系女子くらいだった。

「はやておねーちゃん?」

開いた扉の向こうに映った光景。
それは……

「……フェイト、さん?」

フェイトさんと、はやてお姉ちゃんだった。
二人は私に気付いていない。

「フェイトさん? はやてお姉ちゃん?」

二人の様子が変だった。
フェイトさんは見たこともないような形相ではやてお姉ちゃんを睨み、はやてお姉ちゃんはそれを嘲笑うかのように見ていた。

「どうしたの、二人とも……」

フェイトさんとはやてお姉ちゃんが知り合いのだということは聞いていた。
でも、仲が悪いなんて一言も聞いていないし、それどころかフェイトさんがはやてお姉ちゃんのことを話す様子は親友のものを話す時のそれと同じものに見えた。
それなのに、なんで……

私が二人に近寄ろうとしたが、それよりも早くはやてお姉ちゃんが口を開いた。

「だって、そうやろ? いつだってあんたは泣き虫で弱虫……
何からだって逃げてばっかなんやから」

それは、思わずはやてお姉ちゃんが本物かどうか確かめたくなるような声だった。
低いトーン、相手を挑発するかのような声色。
私の知っているはやてお姉ちゃんの声ではない。

そして、それよりも驚いたのは、それを聞いた後の、フェイトさんの行動だった。

「――………っ」
「え……!?」

乾いた音が、私の耳に届いた。

それが何の音か理解するより先に、私の体は動いていた。
「フェイトさん!!」

「!!」
「な、のは……?」

二人の視線が私に向く。
私はフェイトさんの手首を握り、叫んでいた。

「フェイトさんの、バカ!!」
「………」

私の目尻に涙が溜まっていくのが分かる。
声も裏返り、見っとも無い姿で私はフェイトさんに訴える。

「はやてお姉ちゃんに酷いことするなんて、幾らフェイトさんでも……」
「違うんや、なのはちゃん」

私が言葉を続けようとして、はやてお姉ちゃんに遮られる。
その声は、やっぱりいつものはやてお姉ちゃんの声ではなくて。

「はやてお姉ちゃん……」
「ウチが悪いんや。ウチが、フェイトちゃんに酷いことを言ってしもたからな」
「でも……っ」

はやてお姉ちゃんの頬は赤くなっている。
それを見ると、私の悲しみは膨らんでいった。

「どうして……フェイトさん……!」
「……ごめん、なのは……」

私が握っている手は、放せばぶらんと垂れてしまうのではと思うほど力が入っていなかった。

「違います! 謝るのなら、はやてお姉ちゃんに……」
「なのはちゃん!!」

その叫びは私の言葉と動きを止めた。
はやてお姉ちゃんは俯いて、顔が見えない。

「謝らんといけんのは、ウチなんや。フェイトちゃんは何も悪ない」
「はやてお姉ちゃん……」

私はその言葉と同時に見えたはやてお姉ちゃんの顔に、恐怖すら覚えた。
見たことも無いような目。顔は微笑にも、泣いているようにも見える。

「……すまんかったな、フェイトちゃん」
「…………」

フェイトさんは無言で、私も何も言うことが出来ず、その場に立ち尽くした。
扉が閉まる音が、私を包む。

フェイトさんが、頭を抑えていた。
私には、どうしてフェイトさんがはやてお姉ちゃんを殴ったのか、理解が出来なかった。
何か、余程酷いことを言われたのか……

「ごめん、なのは」
訊こうとして、それはフェイトさんのその一言によって止められた。

フェイトさんが、私を拒絶している。

「フェイト、さん……」

振り払われた手。
静かに、足音だけが響く。

「どうして……」

答える者は居ない。
その場で唯一その答えを知っている、机の上に乗っていた写真は、彼女は、何も喋らない。







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