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Home > なのフェイss > 久しぶりに

久しぶりに


普通のssです。
短編です。おまけあり。

パラレルばっかだったからね。
シリアスっぽいです。
なのはさん可愛いです大すきです。(なんという中途半端な愛の告白

そういえば昨日家庭訪問だったんですよ。
やっぱり駄目ですね、今の担任。
クラスのをよくしようとしてばっかで、全然生徒一人ひとりに目がいってない。
前の担任と比べちゃ駄目だって分かっちゃいるんだけど…

うーん、早く卒業したいなあ。

さて、追記ssです。
レイジングハートの英語にはほんと突っ込まないでください。
英語なんて分かりません。つっこむならグーグル翻訳に突っ込んでください。

ではご了承頂いた方のみ、どうぞ。




フェイトさん出張中。
なのはさんはお家でお留守番中です。
そんな晩のできごと。














【弱さもきっと】





真っ白い海に溺れる。
それはとても深くって、どこまでもどこまでも私の身体は沈んでしまう。
指先の感覚が段々と鈍くなり、疲れきった筋肉は解されていく。
頭から余分な思考が消えて行き、それはやがて真っ白に――




『 なのは…―― 』




なっては、くれなかった。

余計なことを。
そう、振り切って思わず開いた瞼を閉じる。

久しぶりに一人になったベッドは広い。
隣に居るのが当たり前になった温度は、今の私を蝕んで放さない。
手を伸ばせば触れられた金色の髪も、毎晩握ってくれた掌も、そこにはない。
不意に、自嘲が零れた。
自分の弱さに腹が立つ。
自分の立場を理解していない自分に。
多くの命を背負っていて、常に危険と、死と隣り合わせ。
そんな職に就いていながら、この程度のことで一喜一憂して、どうするのだろう。

本当に――……

永遠に会えなくなったわけじゃない。
そんなこと、分かってる。
子供みたいに駄々を捏ねないで。
お願いだから、求めないで。鎮まって。

覚めてしまった身体を起こし、乱れた髪を整える。
きっと酷い顔をしているだろう。

スリッパを履いて、キッチンに向かう。


『なのは、できたよ。味見する?』


「っ…………」

眉根を寄せる。
一人だと、こんなにも無力なの?

マグカップを取り、コーヒーを淹れる。
いつもは二人分。今日は一人分。
コーヒーの苦い香りが漂う。
それは少しだけ寂しさを紛らわし、私を楽にさせる。
黒い液体の入ったカップを持って、ベランダに行った。
カーテンを開くと月光が流れ込み、その繊細な光は硝子を通り抜けて私に当たる。
外はこの時期でも少し冷えた。
でも、これくらいの温度の方が、今の私には合っている。

金の光は漆黒を照らし、それらはまるで二つ目の夜空のように綺麗に調和していた。

それを口にすることが出来ず、そのまま眺めてしまう。
月の光は、フェイトちゃんの光の色。
直視したくない。そう思っていても、何故か吸い込まれるように私の目は月を映す。


『Master』


首元から、声が響いた。
長年共に戦ってきたパートナーの声。

『Low temperatures tonight are.(今夜は冷えます)
Please cool it before drinking the coffee.(コーヒーが冷めないうちに召し上がってしまって下さい)』

お節介で心配性なレイジングハートは、偶に私を気遣う言葉をくれる。
これに、私は今まで何度も救われた。
ほんの一言、戦闘中に交わした合図のような会話で、私は今を生きていると言ってもいい。

「……うん。そうだね、ありがとう」

コーヒーから立ち上っていた湯気はいつの間にか消えていた。
私はそっとコーヒーに口付け、飲み込んだ。
苦味が口内に広がっていく。
自分の淹れたコーヒーより、フェイトちゃんの淹れたコーヒーの方が美味しいような気がするのは何故だろう。
同じ豆を使って、同じコーヒーメーカーを使っているのに、不思議だった。

月は雲に隠れ、私を照らす光は背後からの蛍光灯の光のみになった。

コーヒーの入っていたカップは空になり、白いそれは僅かにコーヒーで濡れている。
まだ口の中に残っている苦味の余韻は、紛れている悲しみを完全に閉じ込めようと必死だ。
私がこうしてコーヒーを飲んでフェイトちゃんの仕事が終わるのを待っていると、仕事を終えたフェイトちゃんは同じようにコーヒーを淹れ、私の背中に凭れかかって『終わったよ』と知らせてくれる。
たかだか一ヶ月の出張なのに、出て行く前に何度も私を呼んで抱きしめていたフェイトちゃんを思い出す。


そう。
たかだか、一ヶ月。

まだ、一日目なんだよ?


「……ほんと、強がって、馬鹿みたい」

外の冷たい風に耐え切れなくなった私は、コーヒーを飲み終えたマグカップを持って室内へと戻った。
視線は泳ぎ、やがて一つの写真たての前で止まった。
十年前の私とフェイトちゃんは、肩を並べて幸せそうに微笑んでいる。



 大丈夫。
 きっとこの頃よりずっと、私たちの絆は深まっている。

 だよね、 フェイトちゃん。



冷たい水がカップを流れる。
冷える掌。

「……うん。大丈夫」


蛇口を閉め、綺麗になったマグカップを置く。
水滴は光り、そこにコーヒーの黒ずみは残っていない。

離れれば、寂しいのなんて当たり前だよね。
だから、大事なのは、その後。
『いってらっしゃい』の後、『ただいま』を言う幸せは、きっと今の悲しみを越えるから。


ね、フェイトちゃん。
だから早く、帰ってきてね。


すっきりとした思考に任せ、私は再び白い海に潜り込んだ。













【おまけ】

「うぅ…なのは…なのは…」
「…フェイトさん。仕事場に等身大なのはさんフィギアを持ってくるのは止めて頂けませんか? すっごく気が散るので…」
「そんな! 私からこのなのはさえも奪おうっていうの!? 酷いよシャーリー!!」
「いや、あのですね。机の上中隙間無くなのはさんの写真を貼っているのを許してるだけいいと思ってくださいよ」
「うわぁぁん!なのはー!なのはー!好きだー!!!」
「ああもう、フェイトさん!! フィギア破壊しちゃいますって!!誰が片付けると思ってるんですか!!」

 おわれ。



…すみません。反省はしています、でも後悔h(ry


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