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Home > なのフェイパラレル中編【Bittersweet love】 > 中編の区切りがつかないことは内緒。

中編の区切りがつかないことは内緒。

ふう。
あ、どうも。久万です^^

休日ですね。曇っていて絶好のお散歩日和です。よしどっかいこう。

さて。
追記よりビタースウィートラブ続きです。

今回はまさにビタースイートな展開に。
さあ、どうなる二人の関係!!



追記:……ごめんなさい(全力で土下座)

いや、ほんともう。
何てお詫びしていいやら……
首をつりますすみませんほんとすみません。

誤字・街路ひたすらを→街路をひたすら

ひたすらがゲシュタルト崩壊中。
いや、ほんますみませんでしたヽ(´Д`;)ノアゥア...

ツバキ様、ご報告ありがとうございました!!
いや、ほんますんません。










海がよく見える公園だった。

子連れの親子、読書をする学生、散歩に来ているペットを連れた人など、歳も趣味も異なる人々が集う場所。
そんなとある公園の一角。私、高町なのはは木製の白いペンキで塗られたベンチに座っていた。

「ん~……」

私はポケットから携帯を取り出し、そのディスプレイに表示されている時刻を確認した。
まだ待ち合わせの時間には早いな、と思いながら。
携帯を閉じ、一息吐いて背中を背もたれに預けた、その時だった。

私の右頬に、ピトと冷たい何かが触れた。

「うひゃあ!!」
「早かったね、なのは」
「ふぇ、フェイトさん!?」

咄嗟にその何か……缶ジュースの触れた頬を押さえる私。
振り向いて、一番に視線に入ったのは、美しい赤色の瞳だった。
その瞳の持ち主、フェイトさんは私の様子を楽しそうに眺め、両手に持ったジュースを弄ぶ。

「あはは、御免ね。実は私もちょっと早く来過ぎちゃって、時間潰しに近くのコンビニへジュース買いに行ってたんだ」
「あ、そうだったんですか……」

ようやく私はフェイトさんの持っていたものが二人分の缶ジュースだったことに気が付いた。
それはこの間発売されたばかりの、新しい味のジュース。
缶は汗を拭いてフェイトさんの指を濡らしている。
それが妙に厭らしく、私は赤面した。

「飲む? 私のオススメ」
「あ、はい。まだ飲んだことはないんですけど、CMで見ました」
「うん。私の好みの味なんだけど、なのはにも気に入って貰えるかなって」

フェイトさんは爽やかな笑顔でそう言って、私に持っていた缶ジュースを差し出した。
私は躊躇いつつもそれを受け取って、プルタブに手を翳す。
ぷしっと爽快な音が鳴る。甘い香りが私の鼻腔を掠めた。

私は缶の飲み口に唇を近づけ、ジュースを一口飲む。

「あ……美味しい」
「ほんと? 嬉しいな」

そのジュースは甘く、しかし少しの酸味とパンチの効いた不思議な味だった。
私の好みの味でもある。
フェイトさんもこの味が好きだったということは、私の感性はフェイト私と通じるものがあるのかと思うと、少し嬉しくなる。
もしかして、フェイトさんが私にこのジュースを勧めたのって、今の私の気持ちと同じ気持ちを味わいたかったから?

いやいや、そんな自惚れはだめだって。

そう思いつつも嬉しくなり、つい頬が緩んでしまう。

フェイトさんもジュースの蓋を開け、一口飲んで満足そうに笑い、そしてその残りは一気に飲み干した。
白い喉が動き、その美しさに私はまた赤面してしまう。

「ふぅ……ん? どうかした? なのは」
「へ!? い、いえ、何でも!」
「そう……?」

高鳴る動悸を鎮めるかのように、私も残りのジュースを一気飲みした。

「それじゃ、行こうか。なのは」
「はい」

伸ばされる掌。
大好きな貴女と。



――この時はまだなにも知らなくて。
これからの未来も、起きていく様々な波乱も。


でも、知っていたとしても、きっと貴女と進んだ筈。
だって、私はそれほどまでに、貴女を――









~Bittersweet love~ 5











「そういえばなのは。お昼は食べてきた?」
「ふぉえ? あ、そういえば……」

フェイトさんとのデートしか眼中になかった私は、自分のご飯のことなんてすっかりさっぱり忘れていた。
しかし人には限界と云うものがある。さすがに今の時間までなにも食べないのは辛い。

「食べてないです」

私は素直にそう言うことにした。
するとフェイトさんはふっと笑い、

「そっか。それなら、いいレストランがあるんだけど、行く?」
「は、はいっ」

いよいよ本格的にデートっぽくなってきた気がする。
うう。きんちょう……
そういえばデートなんて、初めて……





『――なのは。こっちだよ、なのは……』





「え――……?」

今の声……
誰?

響いたその幼い声の持ち主は、いくら周囲を見回しても見つからなかった。

「なのは? どうかした?」
「あ、いえ……」

フェイトさんに呼ばれ、はっとした私は直ぐにフェイトさんの後を追った。
あの声のことは気になったけど、今はフェイトさんとのデートに集中しよう。
そう思った。



「何食べる? なのは」

小さいけど可愛いい小洒落たレストランに案内された私は、メニューをぱらぱらと捲って何を食べようか考えている。
そんなにメニューが豊富、というわけでもないが、そこそこの数の料理があって直ぐにはこれと選べない。

「ん~……フェイトさんは?」
「私? 私は……これかな。ミックスサンド」

フェイトさんが指したのは、レタスやトマトが挟まれたサンドイッチ。
フェイトさんらしいなあ。

「私は……えびグラタンがいいなあ」
「え? グラタン?」

驚いたような、不意を付かれたような反応をしたフェイトさん。
しかし直ぐに噴出し、私はやっと自分がフェイトさんに子供っぽいメニューを言ったことに気が付いた。

「高町さんらしいね、ふふっ」
「う、うぅ……笑わなくてもいいじゃないですかあ。好きなんですよ……」
「あ、ごめん。そんなつもりじゃなくってさ。
なんていうか、会った頃みたいに無理して背伸びしようとするなのはも可愛いけど、今のありのままのなのはも、いいなあって」
「あ……」

顔に血が集まっていくのが分かる。
全く、この人は……

「もう……ばか」
「あはは、ごめんごめん」

悪びれた様子の無いフェイトさんは、店員を呼び注文をしている。
ほんとに、何処まで私を弄べば気が済むのだろう……

でも、やられっぱなしじゃ、ちょっぴり悔しいから。
いつか仕返ししてみようと思います。

――なんて思っている私は、意外とその日が間近にあることに気付いてはいなかったりする。

「美味しい? えびグラタン」
「ふぇ? ……んくっ。あ、はい、とても」

熱いグラタンに加わる、フェイトさんの温かい眼差し。
正直すごく恥ずかしい……

送られる視線に四苦八苦しつつ、私は熱々のえびグラタンを平らげた。
うん、美味しかった。

フェイトさんも口元を拭って食事を終了させた。
食べ終わったのは同時だが、量は明らかに私のほうが多いので、私は少しはしたなかったかなと反省した。

私達はレストランを後にし、次の目的地に向かって足を進める。

「次、どこ行きたい? なのは」
「私は特に……」
「じゃあ、ショッピングとかかな? 定番だけど」

ショッピング……
フェイトさんの趣味とかも分かるし、いいかも。

私は了承の返事をした。
フェイトさんは綻んで、
「駅の近くに大きくって品揃えもいいお店があるんだけど、どうかな?」

と言った。
駅……
あれ? なんだろ。何か忘れているような……

うーん……

「なのは? 何か、都合悪いことでもあった?」
「あ、い、いえ! そんなことないです。行きましょう!」
「あ、うん……」

やばい、今日ずっとこんな感じだ。
もう、しっかりしなきゃ駄目!

フェイトさんはどうしてあんなに冷静なんだろう……
はっ! もしかして私魅力がないの!?
だからフェイトさんあんなに緊張とかしてないの!!?

うぅ……

「なのは、着いたよ。って、なのは?」

バスやらなんやらに揺られた記憶はあるが、私はどうやってこの場所に来たのか全く記憶になかった。

「ど、どうしたのなのは? 酔っちゃった?」
「いえ……なんというか、私みり」

ょくないですかね、と続けようとしたその言葉は、フェイトさんお勧めのお店の中から
出てきたお客によって憚られた。

「……………アリサ、ちゃん?」
「な、のは?」

懐かしい声。
髪は短くなっていたが、その面影は間違いなく……

「アリサちゃん……」

私がアリサちゃんに寄ろうと一歩踏み出したその頭に飛んできたのは一発の


鉄拳だった。

「きゃあ!!」
「あんたこの十年間どこで油売ってたのよ!!」
「あわ、ご、ごめ、ごめんなさ」
「こっちがどれだけ心配したと!!」
「あう、すみませ」
「手紙も電話も寄こさないで!!」

間一髪でそれをかわし、講義しようとした私に降りかかるアリサちゃんからの講義。
ごめんなさい。当然だよね……

「ごめんね、ごめんねアリサちゃん……」
「全く……ま、変わってないようで安心したわ。まだ許してはないけどね」
「うん……」

おでこを軽く突いてくる私の親友。
アリサちゃんも、変わったのは髪型だけみたい。
私も二つ縛りからポニーテールにしたし、同じこと思われてるんだろうな。

と思いふけっていた私の思考を止めたのは、フェイトさんからの一声だった。

「あの……この方は?」
「ふぉえ? あ、きゃあ!! すみませんフェイトさん!
えと、こちら私の」

私の言葉を遮ったのは、やはりアリサちゃんだった。

「大親友で幼馴染のアリサ・バニングスです。貴女こそ誰よ?」

ああ…アリサちゃん、怖いよ~。
そんなに睨まなくても……

「親友?」
「はい」
「ふうん……」
「な、なによ?」
「ううん。良い子みたいで安心しただけだよ。
私フェイト・テスタロッサ・ハラオウン。宜しくね、アリサ」

対抗心むき出しのアリサちゃんに対して、穏やかな表情のフェイトさん。
よかった……ような、ちょっと不満なような。

別に嫉妬して欲しかったとか、そういう訳じゃないんだけど。
ん~……恋ってフクザツ。

「で?」
「ふぉえ?」

ほわほわした私の思考に行き成りアリサちゃんの言葉の切っ先が向けられた。

「どういう関係なのよ、あんたたちは!!」
「ど、どういうってえっと」

少し、不安になった。
きっとここで恋人同士って言っても、アリサちゃんは偏見を持たずに受け入れてくれるだろう。
だけど、悩みの種はアリサちゃんじゃない。

フェイトさんだ。
フェイトさんは、ここで私が私達は恋人ですって言って、果たして喜んでくれるだろうか?

私だったら嬉しい。フェイトさんのお友達に、私達は恋人だと断言してくれたら多分嬉しさの余り宙を舞ってしまう。

でも、それあくまで私の単純な思考。
私には判断できない。
フェイトさんは今、どうして欲しいの……?

「えっと……」
「……ちょっと、塾でこの子を教えていてね。
参考書を買いに来たんだよ。そしたらそこでばったり会って」
「え………?」

何か、鉄のような物で、頭を打たれたような、衝撃を食らった。
今、何て……

「行こうか、“高町さん”」
「え……」

世界が、白くなるような、幻覚。
嫌……

「待って、待って! フェイトさん!!」

私の言葉も構わず、フェイトさんは人ごみに紛れて行ってしまう。
どうして……どうして。

私の問いかけに答える人なんて居なくって。
ただ、途方に暮れる。

そんな私に鉄槌を食らわしてくれたのは、あの頃を思いださせるような形相で私の肩を掴んできた親友だった。

「ちょっとなのは!!」
「っ……」
「今の人、あんたの恋人じゃないの!?」
「え……」

その言葉に、私は目を見開いた。
何で知って……?

「あんたのことくらい、顔見りゃ全部お見通しなのよ!!
昔からほんっとに鈍感なんだから!!」
「そ、そんな……」
「もう!! そんな話は後よ!!
ぼうっとしてる暇があんなら、とっとと追いかけなさい!!」
「……う、うん!!」

何時だって私の背中を押してくれたアリサちゃん。
ごめんね、ありがとう。

親友に背を向けて、走り出す。

まだ、何も言えてない……
まだ、私の想いを伝えきれてない……

だから、待って下さい。
フェイトさん……



電話越しに飲み込んだ言葉を伝える為、
私は街路をひたすら走った。







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