FC2ブログ

Home > なのフェイss > えす!えす!!

えす!えす!!


ギャグ!! 熟年!! 初々しい恋!! そして糖分!!

今までの鬱憤を詰め込んだらごちゃごちゃしてどれ一つとして生かせなかったおーあーるぜっと

そんなこんなでひさびさのss!

ヴィヴィオのキャラがつかめない☆だったらカンでおk!?
なのフェイ大好き!最高!ひゃっほうw

では追記よりどうぞ!!











タイトル:【詰め込めばいいってもんじゃないという見本のss、なのフェイ+今話題のあのCPも入れてみた】





この時期は夜になると肌寒いくらいにまで気温が下がる。

凍えるほどとまではいかないものの、家の中の温かい空気が恋しくなる。
仕事帰りの道中で、私はそんなことを思いながら歩いていた。

「ただいまー」

ドアを開けると、一気に仕事という拘束から解き放たれた気分になる。
勿論家でもやらなければならない仕事は山ほどあるのだが、それでもこの中の空間が心地よく感じられるので不思議だ。

「おかえり、なのは」
「おかえりなさい、なのはママ」
「うん。ただいま」

愛おしい家族の笑顔。
何よりも幸せな瞬間だ。
私はヴィヴィオの頬にキスをして、次にフェイトちゃんの唇に口付けた。

「………」
「ん? どうかした? ヴィヴィオ」
「……どうして、なのはママはフェイトママの口にキスするの?」
「え?」

怪訝そうな、しかし純粋な瞳だった。

「ヴィヴィオは、どうしてほっぺなの?」
「え、えっと、それはね……」

フェイトちゃんが頬を赤くして焦っていた。
いや、私も焦っているのは一緒なんだけど。

「ヴィヴィオも……なのはママの唇にキスしたいな」
「え、え……ええ!?」

純粋な瞳だった。
う……そんな目で見られても……

「だめ……?」
「え、えと……」

助けを求めるつもりでフェイトちゃんの方を向いた。
しかし、その表情はなんとも複雑で。

「あー……フェイトちゃん?」

応答はなかった。
眉を寄せたり首を振ったり、見ていると少し面白い。
いや、そんなことはどうでもよくて。よくはないけど。
とりあえずヴィヴィオを説得しようとした、が。

「にはは。なーんて、冗談だから安心してね、フェイトママ。
なのはママー。一緒にお風呂はいろー」

………?

「え、ヴィ、ヴィヴィオ?」
「ちょ、それ、どういうっ……!?」

呆然と立ち尽くす私たちに、ヴィヴィオはにっこりと笑った。
……か、からかわれた?





* * *




「……なんてことがありまして」
「ふーーーん」

今日は。フェイトテスタロッサです。
昼食に向かった食堂でたまたま見かけた暇そうな旧友に声を掛けてみました。
そんな私、実は少しへこんでます。

「ちょっと……真面目に聞いてよ」
「へーへー。まー、暇そうな旧友には大したアドバイスもでけへんと思うけどなー」
「はやて……いつから人の心を読めるようになったの?」
「なっはっはー。優秀な捜査官には読心術のスキルもあんのよー」

笑いながら水と氷の入ったグラスをカラカラと鳴らした。
どこまでも不真面目そうなその態度に、私は少し不機嫌になる。

「なんか、驚いちゃって。
なんか、エリオやキャロよりも大人になるのが早いように感じた」
「まあ、そりゃあ成長なんて人それぞれやもんな」
「娘にからかわれるなんて思わなかったし。
やだけど、あれが本心のほうが、良かったような気になる」
「へー。ヴィヴィオがなのはままのお口にキスするほうがええの?」
「う……や、うんとは言えないけど」

なんだろう。とてもフクザツな気分だった。
親ってものは、皆こうなのだろうか。

「まー、なのはちゃんの子やからなあ。
人より大人になるのが早いゆうんは、仕方ないんとちゃう?」
「……確かに」
「ま、それはフェイトちゃんも同じやけど。
二人とも、ただの子供やなかったわけやし……
って、それゆうたらウチもやな」

これは……
確かに考えてみればそうだ。
母になのはを、父に私を、そして両親の親友にはやてを。
………

しばらく考えていると、はやては急に真面目な表情を崩し、むかつくぐらいに顔を緩ませて言った。

「はは、なーんてな。
そんな焦んなくても平気やないの?

ヴィヴィオはまだまだちーさな子供や。
うちらの子供時代が、そうやったようにな」

空になったグラスをテーブルに置き、はやては笑った。
……そう、か。そうだよね。
今の時期が、きっとヴィヴィオにとって一番大事な時期なんだ。

「……そうだね。
ありがと、はやて」
「おー。気にせんでもええよ。
まあ油断はせえへん方がええかもな。明日あたり、なのはちゃんヴィヴィオに寝取られてるんとちゃうの?」
「……怒るよ?」
「ジョーダンです、すんません」

本当に、大事なとこで一言多い。
……でも、まあ、そうだよね。気負わないで、しっかりと教育すれば大丈夫。





……と、そう思っていた矢先のことだった。



「ただいまー」

今日はなのはは休みなので、家にいるはずだ。
冷えた身体をなのはに温めてもらいたいなー、と思いつつ、私は扉を開けた。

「………ん?」

返事が無い。ただの空室のようだ。

……いやいや。

「たーだーいまー」

やはり誰も居ない。
外出かな?

と、思っていたが、なにやらベッドの近くで音がする。
……いや、まさかまさか。
え? 盗み聞き? 覗き? ははは、良識ある父親が、そんな変態みたいなこと……


『……だ、だめ……ヴィヴィオっ……!』
『静かに……なのはママ。大人しくしてて』
『でも、痛くって……ぅんっ』
『平気だよ、そのうち気持ちよくなるから……』

いや、まあ、なんだ。
そんな大声を出されると、聞きたくなくても聞こえてしまうわけで。

それよりも、これは……

……なんだろうなー。
明日どころか今夜だとはなー。
あーあー、全く。父親がこうだからあーなっちゃったのかなー。やっぱり教育は大事……

「って、呑気に浸ってる場合か、私は!
なのは! ヴィヴィオ! 幾らなんでも許されることと許されないことが――!!」

勢い勇んで叫んでみた。

すると、目の前には目を丸くした妻と娘がおりました。



どうみてもマッサージしてただけです、本当にありがとうございました。








* * *




「……………」
「もー、フェイトちゃん。いつまでへこんでるのー?」

どうも、高町なのはです。今少し面白い出来事があった後なんです。
なんて冗談はさておき、あんなことがあった昨日の今日だし、やはりフェイトちゃんも気にしていたみたいだった。

「恥ずかしい……しぬ……」

うずくまって膝を抱えている姿は、普段の凛々しいフェイトちゃんからは想像も付かない。
そんな姿を見ると、少しからかいたくもなるものです。

「えー。フェイトちゃんが居なくなったら、私も困っちゃうんだけどなー」
「……うぅ」

涙ぐんで上目遣いとか反則もいい所だと思うな。

「昨日のヴィヴィオの言葉が気になったわけね?」
「ん……」
「それで、帰ってみたら私たちがベッドにいたから、勘違いしちゃったんだ?」
「………ごめん」

ますますうずくまってしまった。
あー……やりすぎちゃったかな?
一応、私にも非はあるわけだし。

「もう。なんでフェイトちゃんが謝るの?
私が出なかったからいけないんだし、それに私、ちょっぴり嬉しかったんだけどなー?」
「え……?」
「だって、嫉妬してくれたんでしょ?」
「そ、それはそうだけど……でも、ヴィヴィオに対してすることになるとは思わなかった……」
「あはは、それは私も思ったけど」

私が笑うと、フェイトちゃんも一緒に笑ってくれた。
でも、すぐにふっと哀しげな表情になる。

「……ほんとはね、嫉妬とか、したくないんだ。
なのはを信じてないんじゃないかって、思われるのが嫌だから……」
「フェイトちゃん……」
「それに、今回はヴィヴィオのことも……」

うーん。フェイトちゃんって、ドジっ子のくせに、こういうところは真面目なんだよなあ。
ま、そこも好きなんだけど。

「フェイトちゃんは、深く考えすぎなんだよ。
嫉妬なんて、されるほうは嬉しいもんだよ?」

フェイトちゃんの隣に、同じように膝を抱えて座る。

「んー……
フェイトちゃんは、私が実はフェイトちゃんの周りの子達に嫉妬しまくってますー、って言ったら、私のこと嫌いになっちゃう?」
「え……ええ!?」

案の定フェイトちゃんは赤くなってあわてた。
だけど気にせず話を進める。

「小学生の頃からずーぅっと思ってたけど、フェイトちゃんはもてすぎなのー」
「そ、そんな……」

困惑した、可愛い目。
そんな瞳の中を覗き、囁く。

「……ね、フェイトちゃん。いま、嫌な気分?」
「え?」
「私がこんな子だって分かって、フェイトちゃん、嫌になった?」

一泊置いて、フェイトちゃんは首を小さく振った。

「……ううん。なんだろう……嬉しい……」
「そっか、よかった。
……ね、フェイトちゃん」

こういう話をするときのフェイトちゃんは幼い子供のようになる。
きっと、自信がないから、なのだろう。
かく言う私も、自信なんてものはこれっぽっちもないのだが。

「大事なのは、周りの人がどう思っているかじゃないから。
相手がどう思っているか分からないから、不安になるの」
「…………」
「分からないから、不安になって、訳が分からなくなって、嫉妬しちゃうの。
でも、私はそれが悪いことだとは思わないな」

金色の髪を撫でて、その感触を楽しむ。
引き締まった唇で、無言だけどしっかりと私の話を聞いてくれていることが分かる。

「どれだけ自分が好きだって言ったって、結局本心なんて分からないもの。
だから……こうやって、確かめるんでしょ?」

私が頬に触れると、フェイトちゃんは驚いたように身を屈めたが、私が構わずにキスをするとだんだんとそれも和らいでいった。

「な、のは……」
「フェイトちゃん……」

言葉でいっても足りないのなら、行動で。
それでも足りないのなら、微笑で。

「一緒なら、大丈夫だよ。フェイトちゃん」
「……うん。そうだね、なのは」

柔らかく笑ったその顔は、私が世界で一番大好きな笑顔だった。








* * *







と。
熟年夫婦が相も変わらずべたべたしているころ。

「っはぁあああ~~~~~」
「なにあからさまな溜息吐いてるんですか? はやてさん」
「や~、やっと砂吐くくらいの甘ったるいシーンが終わったなあと」

ヴィヴィオははやての家に避難させてもらっていた。
はやては仕事を、ヴィヴィオは読書をしている。

「何言ってるか全然分かりませんけど、はやてさん、一体フェイトママに何を吹き込んだんですか?」
「さーな、当ててみいや」
「まーたそうやってはぐらかす……」
「はっはっは。そう怒るなて。可愛い顔が台無しやぞー?」

その言葉と同時に、ヴィヴィオの本のページを捲る指が止まった。

「……へえ、随分直球なんですね? それは、私の気持ちを理解してのことですか?」
「………はい?」

一瞬の間が開いて、やがてヴィヴィオがくすりと笑った。

「はやてさんって、案外ウブなんですね?」
「……貴様、ウチを嵌めたんか?」
「さ~? 当ててみればいいじゃないんですかー」
「……はあー……
なるほど、ずいぶん手の負えない子に、育ちそうやな」
「ありがとうございます。そうなるよう努めますよ」

はい、こちらも結構甘かったそうな。そんなオチ。




~おわれ~



スポンサーサイト



Comments:3

ロキ URL 2009-10-14 Wed 08:46:28

なのフェイssを読ませて頂きました。
なのは達の何気ない日常がのほほんとした感じにつづられていてとても面白かったです^^こういうのほほんとした話は好きなのでとても良かったです!
流石になのはとヴィヴィオがベッドで何かしているシーンではドキドキしてしまいました(笑)

前の記事のコメで、自分もなのはの乙パイを触りたいと言ったら、真顔で言い返されたのですが、やっぱりあれって本気・・・・・・;;いや、多分冗談だと思うのですが、ちょっと殺気を感じたもので~;;;;
まあ、冗談であることを願います(ぇ)

リク絵、どうも有難う御座いました!
先ほど、その件に関してメールを返信させて頂きましたので見て頂ければと思いますm(_ _)m

こたつ URL 2009-10-15 Thu 22:40:46


なのフェイss読ませてもらいました^^

ヴィヴィオのキャラがとてもいいです!
またヴィヴィオにからかわれるハヤテというのもまた新鮮で良かったです

私はフェイトLOVEなのですが他のキャラも可愛すぎていろいろ心が揺れてしまいました 笑

久万 URL 2009-10-21 Wed 02:35:00

>>ロキさん
ありがとうございます。私もこういう話好きなんですが、読み返すと訳が分からなくってちょっと恥ずかしいですね(汗
もっと上手く書けるよーになりたいー!

>>こたつさん
ぜひ!!なのはさん信者に目覚めてください!!(やめれ
なのはさん可愛いですよーなのはさん。
あーなんでなのはさんはあんなに可愛いんだろうなあ本当に。

コメントありがとうございましたー!
返信遅くなってすみませんー。

Comment Form
サイト管理者にのみ通知する

Trackback+Pingback:0

TrackBack URL for this entry
http://nfh0rbs758.blog73.fc2.com/tb.php/176-d02a1bd3
Listed below are links to weblogs that reference
えす!えす!! from 黎明の月

Home > なのフェイss > えす!えす!!

Tag Cloud
Search
Links
Feeds

Return to page top