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『七色の闇』#1

パラレル…、です。
温存してたものですが、そのせいかちょっと厨二病風です。

ぶっちゃけ完結できるかどうか怪しいので、それを踏まえたうえで読んで下さる方がいてくれたら体中のいたるところからなぞの体液を噴射して空飛びます。

一応設定。
なのはさんが最強。基本なのは贔屓ですがまあ主人公なのである程度痛い思いをしたりしていたり。
次にレイハ。これ重要。もう別キャラ。擬人化なんてそんなちゃちなもんじゃねえもっと恐ろしいものの片鱗を味わうことになります。
あとフェイトとはやての扱いが酷いです。

あとですね(まだあるのか)偶にものすごい矛盾が飛び出すかもしれません。
気付いたら修正していくつもりですが、書いていくうちにごちゃごちゃしていくのもパラレルの醍醐味ですので(なんだこいつ)出来れば気付かない振りご指摘ください。Mなのでよろこび謝罪します。

パラレルなんていやだ!おれは本編のにゃんにゃんしててたまにりりしいなのはたんが好きなんだい!というかた以外はお進み下さい(みんな帰っちゃうぞ














それは、夢のような夜だった。
全てが、紅蓮に染まり、全てを、包み込んで、

全て、奪っていった。

鳳凰にも見えた。
死に神にも見えた。

悲鳴が聞こえる。
泣き叫ぶ声も聞こえる。
助けてと訴える言葉も聞こえる。

その中で
私は、ただ、





-First Chapter- 【崖】












♯1『悪夢の中で』


紅い翼が、
目の前で羽ばたこうとしていた。

綺麗だな

そう思った。


―諦めがちらついた、その瞬間
―悪魔の囁きにも似た
―声を、
―聞いた気がした。






『助けてあげようか?』



答える隙も無いくらいの。
身勝手で、
本当に身勝手で。

風のような、
桜のような、





―鳳凰が翼を納め、
―死に神が鎌を失った。


何が起きたのだろう?
理解できなかった。

身体が冷えていく。





―それは神が選んだ運命だったのかもしれない。
色で満たされた世界に、創作者が生み出した新たな色。
無色のようで、でも、温かい、それは。

世界に色を戻していった。


―どこかで誰かが叫んでいた。
『隣村の滝が崩壊して、ここに降りかかって来ている』


神の気まぐれだったのかもしれない。
悪魔の計画だったのかもしれない。

世界は何時だって、そんな下らない事で満たされている。
誰の思い通りにもいかない、世界。

掴めた物だけ、落とす物がある。
当たり前の事のようで、納得なんて出来ない。





それは、運命と云う名の、法則だった。


* * *




――こうして。

私の序奏は幕を閉じた。



大火災になる筈だった事故も、終われば呆気無い物で、
怪我人は掠り傷程度の物だった人が殆どで、焼け死んだ人も居ない。
家や物が炭になった人は居たが、修復出来ない程ではなかった。

全てはあの滝の崩壊の御蔭だった。
皆、それぞれの宗教の神に泣いて礼を言っていた。


しかし、
犠牲者は零ではなかった。



―私の母が、行方不明になったのだ。








死体は発見されていない。
手掛かりも皆無の状態だった。

何が起こったのか。
理解が出来ない。

余りにも、唐突過ぎる出来事だった。

何故、こんな事になってしまったのか。
つい数時間前までは何時も通りに笑っていた筈なのに。
このまま続くと思い込んでいた日常が。

どうして…、
どうして―…




虚空に
投げつけるしかなかった

怒り
憤怒
恨み
絶望


拳に、力が篭った。
掌に爪が食い込み、出血するのが分かった。







どうして 、


何で…





―全てをぶつける何かが欲しかった。
掴めない、見ることすら出来ない神や悪魔なんかじゃなく、実態のある、
寄りかかれる壁が。

欲しかった。
そう願った。


―世界はとても汚いもので。
こんな願いばかり叶えてくれる。
光なんてなくって、何時だって見えているのは闇だけだった。




―また、
どこかで誰かが叫んでいる。

私を動かす鐘の音色。
私を動かす指揮者の杖。








―『桜色の魔法光に純白の装飾』
―『紅い瞳の連れの女』


この目で見た。
間違いない。

そう叫ぶ、どこかの誰か。


―『何で奴が』
―『近頃は大人しいと思っていたのに』


もう終わりだ。
平穏だった筈の村が壊れて行く。

そう嘆く、人々。


噂には聞いたことがあった。
遠い城に住んでいる、強大な力を持っている、ソレのこと。
この世の全てを手に入れた、嘗ては白い悪魔とも謳われた、名前も知らない、其れ。

だけど、確かに、在るものだった。
全てをぶつけるには、充分すぎるものでもあった。



-<その悪魔に復讐を>-




―そして、
私は故郷から行方を晦ました。







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