FC2ブログ

Home > なのフェイss > 短編ss『幼き日の淡い想い』

短編ss『幼き日の淡い想い』

寝てもさめてもテストに追われるってのは、なんかこうやるせない気分になりますね。

さて、今回は25歳なにそれおいしいのな勢いで幼少なのフェイにしてみました。
といっても、両者自覚はしてませんが。

25さいでもユーノくんとなのはさんはよき友人だといいですね。

さて、それでは追記からどうぞ。







それは空のように、海のように、太陽のように、月のように、星のように。
当たり前のように、そこにある。

「なのは、そっち平気?」

繰り返す日々の中。何処までも続く道程のような時の中で、だけど一歩一歩の大切さを忘れないように。
歩んできた道の想いを描きながら、手探りに進む、私たち。

「うん。大丈夫だよ。そっちは?フェイトちゃん」
「ん、良好です」

――本日の練習メニューはシミュレーションによるトレーニング。
約百対の敵を規定時間内に倒すという、いたってシンプルなルールで行っている。

なのはは遠距離からまとめての撃破。私は近距離と中距離から少数の撃破。
コンビネーション能力を向上させるためのトレーニングでもあるこれは、今の私たちにとっては丁度いいのかもしれない。

「ディバイィン、バスター!!」
「プラズマスマッシャー!!」

それは、まだまだ私たちが未熟だという面もあり、また、なのはと進行を深めたいという理由からでもある。
こうして背中を合わせて戦っていると、普段会話をしたり笑いあったりしているときより、ずっとなのはと繋がっていられるような気がするからだ。

「よし、残り後半分! 張り切っていくよ!」
「了解!」

頬を切る風が、心地よい。
なのはも、同じ風を受けている。そう思うと、何だか嬉しくなった。

闇の書事件が終わり、大分世界も平和になってきた頃。
事件を切っ掛けに、強くなった自身も、確信もあった。
でも、まだ足りない。何かが、足りない。
そう思っているのは、私だけなのだろうか?

なのはともっと、心から繋がることが出来るような気がする。
こうして一緒に戦っていると、それに一歩ずつ近づけて行けてるような、そんな気になれた。

「よし、ラスト―…て、フェ、フェイトちゃん!!?」
「え?」

しまった。
そう思った時には、既に遅かった。

ごつん、と。
やけにいい音が響くのが聞こえて、私の視界はブラックアウトした。




 *


「――と、ちゃん!」

…それは、空よりも海よりも、太陽よりも月よりも星よりも、この世の何よりも美しい。

「フェ、―――ちゃん!!」

当たり前のように、輝く光。

「フェイトちゃん!!」
「っ…―!」

視界に突然光が入る。
状況が飲み込めず、とりあえず身体を起こそうとしようとしたら、急に頭部がズキリと痛んだ。

「いっ…!」
「あ、無理しちゃ駄目だよ。一応治療はしといたけど、打った場所が場所だから、安静にしていた方がいい」
「ユーノ…」

そうか…。
段々と思い出してくる。

「私…、電柱にぶつかったんだね」
「あ、覚えてるの?」
「あはは…」

トレーニング中に思考を囚われて、挙句電柱にぶつかるなんて…。
一生の不覚だ。

「ごめん、なのは…。迷惑、掛けて」
「ふぇ、あ、や、そんな!
わ、私、フェイトちゃんが無事って分かっただけでも嬉しくて…」
「な、なのは…」

ふわ、と、音がしたように柔らかく。
それはそっと、私の額に触れた。

ガーゼ越しに、温かい感触が伝わってくる。
とても安心できて、それなのに、こんなにドキドキするのは何でだろう。

なのはと一緒に戦っているときとは、また違う、繋がっているような感覚。
あの、清々しさや心地の良い緊張感とは違った感覚が、私の身体を巡る。

「大丈夫? 痛くない?」
「うん、大丈夫…。ちょっと、痛いけど」

でも正直、頭にあるつきつきとした小さな痛みより、胸辺りが締め付けられる、きゅっとした感覚の方が気になる。
正体の見えないそれは、私を勝手に動かしていく。

「あ、あの…、だからね…」
「ふぇ?」

顔が、熱くなっていくのが分かる。
なのははきょとんとして、私の顔を覗き込んだ。

「えっと…。もっと、撫でてほしいな…。よかったら、だけど…」

なんでそんなことを言ったんだろう。
言い終えてから、思った。

でも、離れていきそうになる温もりを、無意識に引き止めてしまった。そんな気分だ。

「ふぇ、あ…、ふぇ?」
「だ、め…かな?」
「そ、そんなことないって! 喜んで!」

なのはの笑顔を見た瞬間。
戦闘中に感じていた足りない何かが、埋められた気がした。








〔以下だそく〕
ぴゅ、ぴゅあってむづいお!むりだ!けがれる、けがれちゃう!
でも、ちっちゃいっていいですね。書いててたのしいです。
とくに思考を深く巡らせなくてすみますし(いつもだろ

スポンサーサイト



Comments:0

Comment Form
サイト管理者にのみ通知する

Trackback+Pingback:0

TrackBack URL for this entry
http://nfh0rbs758.blog73.fc2.com/tb.php/11-6fe86616
Listed below are links to weblogs that reference
短編ss『幼き日の淡い想い』 from 黎明の月

Home > なのフェイss > 短編ss『幼き日の淡い想い』

Tag Cloud
Search
Links
Feeds

Return to page top