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2009-06-20 Sat 17:59:49

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かけたよー


なのは×ティアナ、ではなく、ティアナ→なのは。

がんばれティアナ。叶わないけどがんばるんだ。
でもいい感じに書けた気もしなくはない。うん。

次はなのヴィだー!
親子でいくぞー!

ヴィヴィオはツンデレに見せかけてクーデレに見せかけた思春期のあたりで。
そんな設定を考えています。ヴィヴィオすきです(関係ない

では追記よりなのティアちがうティアなのどうぞ!




「なのはさん?」

夜も更け、月光が夜空を彩る時間帯。
何か落ち着かなかった私は、部屋を出て夜風に当たることにした。

そして、そこで見たのは……

「……ティアナ? どうしたの、こんな時間に」

真っ白のバリアジャケットを身に纏った、なのはさんだった。



【Moonlight dream】



トレーニングでもしていたのだろうか。
なのはさんの頬はほんのり赤く火照っていた。

「あ、あの……ちょっと落ち着かなくって、つい」
焦って言い訳を考える私に、なのはさんはふっと笑った。

「そっか。私も、今日はちょっと寝付けなくってね。
フェイトちゃんに黙って、抜けて来ちゃった」

その微笑みは、心なしかいつものなのはさんの微笑よりも柔らかくって。

「それじゃあ……同じですね。私も、スバルに内緒で抜け出しました」
「そうなの? ふふっ。なんか嬉しいな」

バリアジャケットから陸士部隊の制服に姿を変えたなのはさんは、その柔らかな微笑のまま私の前に降り立った。
いつにも増してその瞳は優しく、でもやっぱりなのはさんらしい凛々しさを宿らせていた。

「じゃ、少しだけ散歩でもしようか」
「あ、はい。ご一緒させて頂きます」

なのはさんはくるりと身体の向きを変える。
私はなのはさんに歩調を合わせ、その背中に付いて行った。

散歩、と言っても、隊舎の周辺を歩くくらいで、それでも海を見ながらの散歩はそこそこ気分を落ち着かせてくれた。
歩いている間はずっと無言で、その沈黙は今の私には逆に心地よいものだった。

なんて思っていると、ずっと口を開かなかったなのはさんが、急に歩みを止めて私に向かって子供のような笑みを浮かべた。

「……ね、ティアナ」
「はい?」
「ちょっと、模擬戦してみようか」
「はい………って、はい?」

そのなのはさんから飛び出したのは、こんな提案だった。
呆気に取られた私を、なのはさんは気に掛ける様子も無しにレイジングハートを起動させている。

「レイジングハート、セットアップ」
『All right. My master』

あっと言う間にバリアジャケットになってしまったなのはさんは、付いていけない私を尻目に夜空へ舞い上がる。

「ほら、ティアナ。デバイスくらい持ってきてるでしょ?」

アクセルフィンの桜色の輝きは夜空には眩しく、私は思わず目を細めた。
なのはさんの言うとおり、クロスミラージュはいつ何が起こってもいいように常備はしている。
だけど、まさかこんな形で起動することになるなんて……

「……でも、気晴らしには、なるかも……」
みたいなことを、少し考えてしまった。
「……クロスミラージュ」

桜色の光に導かれるように、私はデバイスを起動させた。

「そうだね。ルールは、ティアナが私に一発でも弾丸を当てられたらティアナの勝ち。
逃げ切れたら私の勝ち、っていうのでどう?」
「はい、やってみます」
「じゃ、レディ・ゴー!」

なのはさんの言葉と同時に、花火のようにアクセルシューターが飛んだ。
なのはさんは北西の方向へ飛んで行く。
私もそれを追いかけた。

様子見に、マルチショットを数発飛ばす。
なのはさんは旋回してそれを綺麗に交わした。
レイジングハートを使うつもりは無いらしい。

一発……
その一発が入ったら、今まで訓練で苦労なんてしていない。

恐らくなのはさんには、この戦いを楽しんでほしいという意図があるのではないだろうか。
きっと、何もかも見透かされて。

「……本当に、あの人は」

私は銃口をなのはさんに向け、走りながら撃つ。
右に左にと、スレスレのところでそれは標的を外れて夜の空に吸い込まれていく。

それを何回か繰り返し、体が熱くなってきた辺りで、私はガトリングショットを放った。
なのはさんは段々と表情を真剣なものに変えていっていた。
そのショットが打たれた時、初めてなのはさんはレイジングハートを使ってバリアを張った。

跳ね返った弾丸は黒くうねる海に水飛沫を上げながら落ちていく。
私は出てきた汗を手の甲で拭った。

「どうしたの? もう疲れちゃった?」
「いえ、まだまだこれからです」

自然と、笑顔が零れた。

それから、しばらく私が鳴らす銃の音と、なのはさんが飛ぶ音だけが響いていた。
足の疲労も気にならなくなるくらいに、私は戦闘に熱中した。

どのくらいの時間が経っただろう。
流石に息が切れてきた頃、降りてきたなのはさんは私に一声、はい終了とだけ言ってきた。

「お疲れ、ティアナ」
「も、もう……ですか?」
「うん。明日に支障が出ちゃうと困るでしょ?」
「そう、ですけど……」

私の微妙な心情が伝わったのだろう。
最初に見せてくれていた優しい微笑みより、もっと優しい微笑を見せて、言った。

「ね、ティアナ」
「はい……」
「ティアナは、少し背負い過ぎなんじゃないのかな?」
「…………」

その蒼い瞳に押し黙り、私はなのはさんを見つめる。

「ティアナは皆よりも年上で、しっかりしなきゃとか、強くならなきゃとか、色々自分を追い詰め過ぎていて、少し疲れちゃってるんだよ」
「そん、な……」

確信を突かれ、つい目を逸らした。
なのはさんはそんな私の頭をそっと撫でてくる。

「でも、ティアナはそんなに気を張らなくっても、きちんと皆のリーダーとして皆を引っ張って行けてる。
深く考えちゃう癖のあるティアナは今日も、それこそ夜眠れなくなるくらいに頭が一杯だったんでしょ?」
「それは……その……」

そうだ、その通り。
だけど、それを肯定したくなくて、弱いところを見せたくなくて、私は必死にそれを隠そうとする。
でも、この人に掛かれば、そんな抵抗も意味なんてなくて。

「ティアナ。ティアナはもっと、周りをよく見る必要があるね」
「え……?」

私は、気付いたらなのはさんの腕の中にいた。
顔が一気に赤くなるのが分かる。

「ティアナの周りには、沢山の仲間で一杯なんだから。
気負いすぎて、それでティアナが壊れでもしちゃったら、皆きっと凄く悲しむよ?」
「な、のはさん……」
「もちろん、私も。
だから、もっと甘えていいんだよ?」
「なのは、さん……」

素直に、その優しさは嬉しくて。
固くなった心をすぅっと癒してくれた。

「ありがとうございます。なのはさん……」
「いえいえ。どういたしまして。
それじゃ、明日遅刻しないようにね」
「はい!」

最後にぽんっと私の肩を軽く叩いて、なのはさんは去っていった。
大分解れた心で、私も自室へと足を運ぶ。
その道程の途中、ふと……


「………なのはさん、あったかかったなぁ……」


……え?


「あ、あれ? なに今更照れてるのよ?」

勝手に熱くなっていく頬を抑える。
加速していく鼓動は止まらない。

「な、な、なんなのよ……」

解消したと思ったら、また新たな悩みが一つ増えてしまった。
この悩みは、そう簡単に解消出来そうにない……




End.

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